どのB2Bデータベースも、メールアドレスは確認済みだとうたっています。しかし、それがいつなのかを示すところはほとんどありません。この省略が、コンタクトデータの品質で最も重要な変数を覆い隠しています。メールチェックはレコードの属性ではなく、「ある時点における」レコードの属性です。8か月前に通ったチェックからわかるのは、8か月前に正しかったことだけです。
人は転職し、企業はメールサーバーを移行し、IT部門はエイリアスを廃止し、ドメインは失効します。業界の推定では、B2Bのメールアドレスは毎月2〜3%ほど劣化し、それが積み重なって、1年以内にリストの4分の1から3分の1が古くなります。収集時、つまりレコードが最初にデータベースに入ったときにチェックするベンダーは、撮影したその日から古くなり始めたスナップショットを売っているのです。
メールチェックは「お墨付き」ではなく「時点の記録」
「確認済み」の印は、飲食店の衛生検査の合格証のように考えてください。価値はありますが、あくまで検査日とセットで意味を持つものです。1月に検査に合格した店でも、10月に食中毒を起こすことはあります。メールアドレスも同じです。チェックそのものが完璧でも、その結果が古くなっていることはありえます。
だからこそ、データベンダーに尋ねるべきなのは「メールチェックをしていますか?」ではなく、「これからエクスポートするレコードのチェックは、どれくらい前のものですか?」です。答えが「レコードが追加されたときです」なら、買っているのはメールボックスの現在の状態ではなく、データベースの平均年齢です。Argorantの答えは仕組みそのものにあります。すべてのコンタクトをエクスポートの瞬間にチェックするため、判定はレコードが追加された時期ではなく、メールボックスの現在の状態を反映します。
リアルタイムのメールチェックで、実際にわかること
メールチェックが仕組みとして何を意味するのかは、正確に押さえておく価値があります。軽い段階のチェックが、まるでそれで全部であるかのように宣伝されることがあるからです。構文チェックでわかるのは、アドレスの形式が正しいことです。ドメインの確認でわかるのは、ドメインが存在し、メールサーバーを公開していることです。どちらも、メールボックスが存在することまでは証明しません。
リアルタイムのメールチェックは、さらに一歩踏み込みます。宛先のメールサーバーに実際に接続し、配信の手前の段階まで進めて、その特定のメールボックスについてサーバーの判定を読み取ります。そして、メッセージを送る前に接続を切ります。サーバーが受け付ければ、そのアドレスは今メールを受け取れるということです。拒否すれば、受け取れません。誰の受信トレイにもメールは届きません。このやり取りそのものがテストなのです。
これを大規模に行うのは、見た目以上に難しいことです。多くのベンダーがエクスポート時にチェックしない理由の一つもそこにあります。メールサーバーは見慣れない問い合わせを一時的に保留したり、繰り返しの問い合わせを制限したり、問い合わせ元の評価によって応答を変えたりします。本番で使えるチェックの仕組みには、再試行の制御、ペース配分、きちんと管理された基盤が必要です。こうした固定費は、メールチェックがチェックボックスの一つではなく、製品の中核である場合にしか割に合いません。
正直に付け加えるべき注意点は、キャッチオールのドメインです。メールボックスが存在するかどうかにかかわらず、すべての宛先を受け付けるメールサーバーがあり、その場合は仕組み上、確定的な判定ができません。やってはいけないのは、それらを黙って有効に数えることです。Argorantはそれらをキャッチオールとして示し、オプトインで選べるようにしています。すべて受け付ける結果をエクスポートに含めるかどうかは、それが何であるかを十分に理解したうえで、自分で決められます。
「有効な分だけ支払う」で、買い手にとって何が変わるのか
チェックのタイミングは、品質だけの話ではありません。ベンダーの動機づけそのものを変えます。一般的な仕組みでは、有効かどうかにかかわらず、表示したレコードごとに支払います。アドレスがバウンスしてもベンダーの収益は変わらないため、古いレコードでも収益になります。劣化は買い手の問題になるのです。
エクスポート時のチェックなら、別の料金体系が可能になります。リアルタイムのチェックを通ったアドレスにだけ課金するのです。Argorantでは、無効な結果のクレジットは0です。ベンダー側の劣化の費用を請求されることはなく、ベンダーにはチェックを最新に保つ直接的な金銭的理由が生まれます。古いレコードを返すたびに、その分の収益を取りこぼすことになるからです。
買い手にとって、これは2つの費目が1つになることを意味します。リストの購入と、その後にチェックツールで行うクリーニングに別々に支払う必要はもうありません。クリーニングそのものが購入だからです。ページに載っている価格は、到達可能なコンタクト1件あたりの価格です。結局のところ、意味のある単位はそれだけです。
どのベンダーにも使える見極め方
エクスポート時にチェックするベンダーと、収集時にチェックするベンダーを見分ける質問は3つあります。1つ目は「同じコンタクトを6か月空けて2回エクスポートしたら、2回目に再チェックされますか?」。2つ目は「バウンスしたレコードにも支払いが発生しますか?」。3つ目は「キャッチオールのドメインはどう表示され、除外できますか?」。どれか1つにでもはぐらかした答えが返ってきたら、「確認済み」の印は飾りにすぎないということです。
実際にも試してみましょう。サンプルをエクスポートし、同じ日に独立したチェックツールにかけます。エクスポート時にチェックするベンダーなら、エクスポートしたばかりのデータの無効率は1桁台に収まるはずです。収集時にチェックするベンダーなら、データベースの本当の古さが表れます。202か国、630.7M件のコンタクトを持つArgorantが賭けているのは、収集の瞬間ではなくエクスポートの瞬間のチェックこそが、実際の送信に耐える唯一の「確認済み」の定義だという考えです。
